半纏(はんてん)

半纏(はんてん)とは、着物の上に防寒、又は職業を表すために用いられた着丈の短い上着のことをいいます。
半纏は、羽織に似ていますがマチや前下がり、胸紐がなく衿は折り返さずに着用します。18世紀末頃から用いられ、女羽織が禁じられた天保の改革以降、より用いられるようになったようです。屋内用に御召(おめし)、紬(つむぎ)、銘仙(めいせん)などが用いられ、仕事着としては、木綿や合繊(ごうせん)などが用いられています。半天とも書かれます。
▼半天の種類・・・職人用の屋号や商号を背中に大きく染め抜いた印半纏(しるしばんてん)、旅商人(あきんど)や飛脚(ひきゃく)用の着丈が短く袖丈の長い蝙蝠(こうもり)半纏、火消しや防寒用の背に定紋を付けた革製の革半纏、子守り用の綿を入れて子供を背負った上から着用できるねんねこ半纏や亀の子半纏など