天鵞絨(ビロード)
天鵞絨(ビロード)とは、ポルトガル語が語源で、布の表面が毛羽・輪奈(わな)でおおわれ、上品で滑らかな感触で弾力がある添毛織物のことをいいます。ベルベットとも呼ばれていて深い光沢感が特徴です。
ビロードには、バイル経(たて)を使って針金を織り込んで輪奈(わな)を作り、それをカットして毛羽だてた本天(ほんてん)と針金を引き抜いたままの輪奈天(わなてん)があります。
高級なものは絹だけで織られていますが、大部分が絹との交織で、綿や人絹、ナイロン、ポリエステルなどが用いられています。また、綿製のものは、別珍(べっちん)と呼ばれています。
和装では、防寒用のコートやショールなどに用いられています。