几帳(きちょう)
几帳(きちょう)とは、平安時代から公家の間で使用されていた、間仕切り用の調度品のことをいいます。
台座に長さ90~120cmの柱を2本立てて、柱の上にTの字型に長い横木を渡して、帷子(かたびら)と呼ばれる布を掛けたものです。
帷子(かたびら)には、冬は綾絹、夏は生絹(すずし)や綾織などのものが用いられていました。帷子(かたびら)の真中には、野筋(のすじ)と呼ばれる紐(ひも)が垂らされていて、必要に応じて帷子(かたびら)を巻きとめるのに用いられていました。
現在でも、神社の奥などで見ることができ、着物の柄としても用いられています。